House,Renovation

北品川の家 東京都品川区 耐震補強と吹き抜けからの明かりを取り入れたリフォーム

耐震補強した住宅 シンプルながらも存在感のある扉 玄関上の吹き抜け 住宅の風除け室 吹き抜けがある玄関 吹き抜けで明るい室内へ リビングから見た吹き抜け 工夫されたスペースで快適に 和室 二間続きの個室 既存のものをそのまま再利用した階段 直階段の吹き抜け 南の窓 和室の横長の窓 二階から玄関を見下ろす 暗い室内が吹き抜けで生まれ変わる
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計画地東京都品川区
期間2011.10~2012.2(設計) 2012.5~2012.8(施工)
規模・構造地上2階・木造
設計・監理角倉剛建築設計事務所
山田構造設計事務所
施工小川建設
外部仕上げ屋根 / ガルバリウム鋼板
外壁 / モルタルの上吹き付け
開口部 / アルミサッシ
内部仕上げ床 / フローリング(アッシュホワイトブラッシュド)、タイル 、絨毯
壁 / 塗装 、クロス
天井 / 塗装 、クロス

スケルトンリフォーム+耐震補強

ジャッキアップで建物の傾きを直す

築37年の住宅の、耐震補強とリフォーム。 敷地は、崖上にあり、建物は盛土の不同沈下により、15センチ程度崖に向かって傾いていました。
一軒家のように見える建物は、実際は3軒繋がった長屋で、単独では建て替え等の確認申請が必要となる、工事ができない状況となっていました。 建物の傾きを是正し、法的に問題ない範囲でリフォームをおこない、耐震補強を可能な範囲でおこなうことが、今回の計画です。 建物の傾きは、完全を期すると、地盤を補強した上で、基礎からのジャッキアップをおこなうことになるのですが、予算面で非現実的であったため、土台からのジャッキアップにとどめています。

暗かった一階を明るい空間に

増築とはできないので、床面積は増やせませんが、吹き抜けを新たに作ることで、住空間を豊かにしようとしています。既存の屋根の形状を変え、玄関の上に吹き抜けをあらたに設けることで、暗かった一階を明るい空間に作り直し、二階から一階の玄関を見下ろせるようにしました。
外壁は極力壊すことなく、塗り替え程度にとどめています。内装材の多くは取り外し、断熱材を充填した上で、耐震補強をおこなっています。間取りは、基本的に大きな変更をおこなうことなく、必要とされた収納を追加する程度にとどめていました。

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