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空間ノート 〜心地よい空間の理由〜
vol.08  城壁で囲まれた都市空間 (オビドスとエヴォラ)
オビドスとエヴォラは、いずれもポルトガルの城壁に囲まれた都市空間です。
城壁に囲まれた街の中には、中世の街並がそのまま残った異空間があります。
共に小さな街なのですが、とりわけオビドスは小さな空間です。30分もあるけば、街の大体の感じがつかめます。しかし、飽きることはありません。街路が、微妙に蛇行しており、先が見通せないことが、一役買っているのではないかと思いました。少し歩けば、また新たなシーンが少しずつ展開していくといった空間となっていることが、狭い街に奥行きを与えているような感じをうけました。少し前に彫刻家の内藤礼さんが、「一度で全てが分かる空間はつまらない」といわれたことを講演会で聞きましたが(気になるコトモノ/内藤礼と茂木健一郎の対談)、その言葉を思い出しました。(081031)

オビドス / 
オビドスのメインストリートです。微妙にS字に蛇行しており、先が見通せない空間です。
 
オビドス / 
城壁の上を歩けるようになっています。左手に見えるのが城で、ポサーダと呼ばれるポルトガル国営の宿として使われています。お城の街ですから、小高い場所にたっており、その様子がわかります。
 
オビドス / 
城壁の上からの写真です。街は長細い形状となっています。
 
エヴォラ / 
エヴォラの街並です。アーチ状に分節された街路空間がレストランの一室のように使われていました。
 
エヴォラ / 
エヴォラの街の外から城壁を見たところです。