インドの交通事情

インドに行ってきました。前回は北欧に行ってきたのですが、いろんなことが対照的な国でした。一番最初に印象的だったのは、その交通事情。デリー空 港からホテルへの車の移動は、夜の混雑時でした。片側3車線ある道路には、5台の車が横に並び、逆走はあたりまえ。クラクションが、恐ろしい頻度で鳴り響 き、少しでも隙があれば、超絶ドライビングテクニックで割り込まれます。それから、、、牛が通る。日本人には絶対運転できません。
しかし、 交通事故はほとんど起きないと、ガイドさんは誇らしげでした。おそらく観光客に毎回同じ話をしているのでしょう。確かに車での移動が多かった今回の旅行中、事 故らしいものに出会うことはありませんでした。事故渋滞を頻繁に繰り返す、東京の首都高等とは随分違います。
北欧では、自転車であれ、交通 ルールを守る規律正しさで、その安全性は担保されていました。ルールによる自由の制限と引き替えに安全を確保していました。インドでは、ゆるいルールの 中、誰が何をするかわからない状況に対し、各自が神経をとがらせることで、交通事故は回避されています。高い自由度に対し、その分個人が責任を持つという 秩序のあり方です。まったく異なる安全性の確保のあり方が、印象に残りました。