「ランドスケープ 柴田敏雄展」

週末は恵比寿の東京都写真美術館へ、柴田敏雄の写真を見にいきました。この人の写真はダムや橋、山肌を覆うコンクリート等の人により手が入れられた自然の姿を撮った物です。土木構造物を「第二の自然」ととらえ、例えば美しい海辺の風景を撮るように、美しくダムを写します。
柴田さんは「建築は建築家が見られることを考えて作っているので、撮らない。」といっています。
それは、下手に形がデザインされたプロダクツ(例えば照明器具とか、金物とか)を僕たちが使いにくい、と思っているのに似ていると思いました。柴田さんにとって、他人の視覚的意図が入った対象は、自身の作品の中では扱いにくいのでしょう。
おすすめの展覧会でした。
(寄ったついでに見た映画「男たちの詩」は今イチ。僕にとっては、ハズレでした。)

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