トップライト


常盤平の家のトップライトは螺旋階段脇の吹き抜けの一番上にあります。(写真上側の長方形の開口部。下側の四角形の開口部は屋上に上がるハッチで普段は閉まっています。)

写真の左上がトップライトの一部で右上が普段閉じている屋上へのハッチ。この吹き抜け周りには写真右手にある引き違い窓があるので、それだけで光は十分に入ってきます。トップライトは、吹き抜けを見上げたい気持ちになれば良いなと、演出的な効果を考えて設置することにしました。打ち合わせの最初の頃に建主さんが、空を見上げるような場所があればいいなと仰っていたことが頭に残っていたからでもあると思います。

トップライトの大きさは450×1500ミリ。トップライト脇には吸気口があります。(写真は仮の吸気口。)トップライト付近に上がってきた暖気はダクトによって夏は外部に排出され、冬はホールの一番下に届くような循環システムが組まれています。

外から見たトップライト。既製品ではなく現場製作のトップライトです。

著者情報

角倉 剛
角倉 剛
私にとってのデザイン(設計)は問題解決です。どのような解き方をするかに設計の力点を置いているため、スタイル(モダン和風とか北欧風とか)にはこだわりません。
お住まいになる方の好みとか、建てられる場所の環境に相応しいものを作りたいと思っています。住宅は住まわれる方にとって、好きな洋服の延長のようなものであってほしいと考えています。 詳しいプロフィールはこちら

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