波板の留め付けモックアップ(85日目)

本日は波板の留付けのモックアップを板金屋さんに作ってもらい、それをお施主さんと確認。

釘で留め付ける場合。左が波板の山で留めた場合で、右が谷で留めた場合。一番目立たないのは谷の釘打ちですが、ハンマーで谷に打つのは難しく、仕事が汚くなるので、これはやめた方が良いとのこと。

ビスで留め付ける場合。この場合は山でも谷でも施工的には綺麗にできるとのこと。パッキンがついているので、止水性はビスの方が優れています。
釘にするのかビスにするのかはいつも悩む所なのですが、お施主さんと相談した結果。今回は谷にビス留めとすることにしました。

雨の中足場を上がって屋根の様子を見てきました。今回は平葺きで勾配が違う屋根面がぶつかり合う棟の納まりが難しいのですが、こちらの意図通り、高さが違う板金を組み合わせて綺麗に出来上がっていました。

内部では、耐力壁の構造用合板が貼られ始めました。合板が貼られては取り付けられない場所があるため、電気屋さんも乗り込み、スイッチ、コンセントも取り付けられ始めました。

吹き抜けであらわしとなる梁には、耐力壁として丸鋼のブレースが取り付けられました。

著者情報

角倉 剛
角倉 剛
私にとってのデザイン(設計)は問題解決です。どのような解き方をするかに設計の力点を置いているため、スタイル(モダン和風とか北欧風とか)にはこだわりません。
お住まいになる方の好みとか、建てられる場所の環境に相応しいものを作りたいと思っています。住宅は住まわれる方にとって、好きな洋服の延長のようなものであってほしいと考えています。 詳しいプロフィールはこちら

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