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第5回日本エコハウス大賞シンポジウム

□日々の仕事の中で

第5回日本エコハウス大賞シンポジウムに行ってきました。

日本エコハウス大賞は、住宅を省エネルギーに対する取り組みで評価・審査するコンテストで、今回が最終回となります。

昨年エコハウスの勉強会に参加して以来、住宅の省エネルギー化に関する技術に関心を持ち始めたこともあり、参加することにしました。

最初に建築家、飯塚豊さんのお話。性能で語られるエコハウスに、建築家ならではの取り組みを行うことを考えてらっしゃるとのこと。

中と外の「中間領域」のデザインに力を入れているというお話でした。

飯塚さんは「屋根」→「中間領域」→「窓」」→「間取り」の順に設計を進めていくそうです。

おそらく、屋根と中間領域が飯塚さんの中では大切なことなのでそれを最初に検討するということだと解釈しました。

工務店の相模稔さんのお話。飯塚さんと相模さんで作った住宅が第4回日本エコハウス大賞を受賞しています。

建築が好きでハウスメーカーの営業をやめて自ら工務店を立ち上げたとのこと。

建築家とのコラボレーションについて語ってくれました。通常は建築家が「先生」となり工務店はその教えのもと仕事をするという進め方なのですが、対等の立場で仕事をすることで、成長をされたようです。設計・施工という垣根を超え、時には工務店が設計の内容に口を出したりできるような仕事の仕方をされているようです。

建築家に対するリスペクトがあってこと成り立つ関係ともおっしゃっていました。

エコハウスを前に押し出すことで、経営的に楽になったという話もありました。

第5回日本エコハウス大賞受賞者の野辺裕章さんのお話。立ち上げたばかりの工務店がなかなか軌道に乗らず、自分の作りたいものと世間が求めるものの共通項を求める中でエコハウスに行き着いたのとこと。

自邸をエコハウスとして設計・施工をしてエコハウス大賞を受賞するというロードマップを描き見事に実現されました。

審査でのプレゼンテーションの訓練として、 苦手なPTA会長を志願し人前に出ることを勉強したというエピソードなど、エコハウスとは関係ない話も、取り組みの姿勢として興味深かったです。

イゼナのアクアレイヤー 蓄熱について

□日々の仕事の中で

先日はイゼナさんのお誘いで、我孫子にあるイゼナさんのモデルハウスに行ってきました。このモデルハウスではアクアレイヤーをはじめとした、イゼナさんのエコ商品が体験できます。


モデルハウスの外観。2010年3月に作られた建物ですが、建てられてからも様々な実験が行われているようです。

バルコニーに取り付けられた4枚のパネルは温水パネル。ここで作った温水を基礎下に流し、冬に備えた蓄熱を考えたと聞きました。しかし水はけが良すぎて上手く地中に熱が貯まらなかったようです。


玄関を入ると大きな土間があります。土間に入った瞬間に外とは違うひんやりとした空気を感じました。室温がは26度とのことでした。

この建物では2階床下にアクアレイヤーがあります。アクアレイヤーは水が入った筒状の袋なのですが、それが3t程2階の床下に入って大きな蓄熱槽となっています。ここからの輻射熱により室温が程よく下がります。
アクアレイヤーはヒートポンプで冷やされています。


2階に上がると、アクアレイヤーで床が少しひんやりとします。床冷房と言うのは初めて体験しました。フローリングとアルミの床材がありましたが、熱伝導率が良いアルミの方が冷たく感じられます。

窓際のオレンジの断熱ロールカーテンがあります。空気層が挟まれているため断熱効果があるようです。


窓の外には遮熱シートがかけられています。これがないとバルコニーからの照り返しで室温が高くなります。いろんな物を試した結果、黒色遮熱タープの二枚重ねとなったそうです。


北側の高窓。南の窓とこの高窓で通風をとるようです。ポリカの内窓があり、冬は内窓を閉めるようです。西面と東面にも小窓があるのですが、結果として東と西の窓は暑いだけなので、無い方が良かったとのことでした。


見学会の後は、社屋にて社長から色々とお話をお伺いしました。床暖房の販売からアクアレイヤーの開発いたるまでのお話は非常に興味深いものでした。

蓄熱について

先日勉強会で、土を蓄熱に使う住宅の話を聞きました。その住宅では床下にエアコンを仕込み床下を冷暖房して床下から風を吹き出して空調を行なっていました。目的は基礎とその下の土も蓄熱層と考え同時に冷暖房することで、安定した熱環境を作ることです。そのため地面と建物の間には断熱材がありません。24時間全館空調が原則で安定するまで3年かかるそうです。アクアレイアーも含め蓄熱はこれから活用されるべき技術だと思います。

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