赤いタイルは難しくなった

リバーパレス青梅の現場へ。
定例後に皆で外に出て、見本焼きができたタイルを見る。
赤いタイルというのが、当初の希望。
しかし、赤いタイルを焼くために必要な鉱物(多分カドミウム)の使用に規制がかかり、以前より色を出すのが難しくなったとのこと。
そのため、他の色も含めて、サンプルを出してもらった。

震災の影響か、タイルの制作がとても込んでいる状況とのこと。
年内の取引を受け付けない会社もあるらしい。仮にタイルが発注できても、その後のタイル職人の確保がとても難しいらしい。
現場監督は、工期に対し現実的なサンプルを並べて見せたが、どうもどれも安普請のマンションみたいで納得できないというのが、我々サイドの意見。

工期的に厳しいと現場監督がダメ出しをしたタイルが、何だかとても良く思え、何とかこれでやって欲しいと工期を含めた検討を御願いすることになった。

現場は一階壁の型枠が組み上がったところ、2階床スラブの型枠がこれから組まれ、お盆前にはコンクリートが打設される予定。

著者情報

角倉 剛
角倉 剛
私にとってのデザイン(設計)は問題解決です。どのような解き方をするかに設計の力点を置いているため、スタイル(モダン和風とか北欧風とか)にはこだわりません。
お住まいになる方の好みとか、建てられる場所の環境に相応しいものを作りたいと思っています。住宅は住まわれる方にとって、好きな洋服の延長のようなものであってほしいと考えています。 詳しいプロフィールはこちら