仕上げ進行中

リバーパレス青梅の現場は、一度仮使用ができる状態にして、入居者が引っ越し、それから引っ越し後の部屋のリフォームという、2段階の工程となっている。現在は仮使用のための仕上げの最終段階。
増築部の内装の状況。最終的な色の様子が大分分かってきた。共用部の壁面。バーチ合板の腰壁ができた。

居室部の内装。暖色系2+寒色系2=4色のクロスを、居室の壁1面に貼ることとし、場所により使い分けている。暖色系のクロスが貼られた部屋。

寒色系のクロスが貼られた部屋。角部屋となったこの部屋は眺めが良い。

既存棟と増築棟の境目。足場が外れ、増築棟の雰囲気が分かってきた。

こちらは改修部。折り上げ天井に塗装が施された。

床の石。アドヴァンのクォーツブラック(スレート)を使っている。石の精度が悪く、職人泣かせだったようだ。スレートだからか、あるいはメーカーの品質管理の問題か。肌目のばらつき、目地の表情、見切りとの取り合いなど、結果としてうまくいっていない。まだ完全な仕上がりでないとのことで、最終的な仕上がりを見て判断することにする。

もう一つの増築部である、事務所棟。これから外装のタイルを貼る。

定例後は、シイナアトリエとの打ち合わせ。この日は、テーブルの模型ができていた。実際の素材と同じ物(クルミ)を使っているとのこと。重さのバランスなども模型で検討しているようだ。椎名さんの家具は、何となく生き物っぽい。(今回は象かな。)そしてアジアンテイスト。シイナクリーチャーズが今回のインテリアで、どのように振る舞うのか楽しみだ。
シイナアトリエとの打ち合わせがある日は、いつも遅くなり、井上君(共同設計者)と青梅で食事をとることが多い。青梅の居酒屋にも少し詳しくなってきた。

著者情報

角倉 剛
角倉 剛
私にとってのデザイン(設計)は問題解決です。どのような解き方をするかに設計の力点を置いているため、スタイル(モダン和風とか北欧風とか)にはこだわりません。
お住まいになる方の好みとか、建てられる場所の環境に相応しいものを作りたいと思っています。住宅は住まわれる方にとって、好きな洋服の延長のようなものであってほしいと考えています。 詳しいプロフィールはこちら