既存の地盤改良はどうすれば良いか

既存家屋の解体がようやく終わった、11月18日から解体工事が始まったので、3週間はかかったことになる。以前に比べ産業廃棄物の規制が厳しくなり、分別が大変なので時間がかかったとのこと。既存建物は200平米以上あったから、作業量としても普通の解体よりも多い。
解体後
地盤
本日は、山田構造事務所の山田さんと現地に行く。既存住宅は、表層改良で地盤補強が行われている。成田の二世帯住宅は、既存住宅より大きく、地盤改良体が有るところと、無いところを跨ることとなる。それをどうするかを今日決めに来た。
今回の基礎底から既存改良体まで30センチの深さがある、表層改良の追加となると、この30センチ部分の地盤改良と、既存家屋からはみ出した部分の地盤改良をおこなうこととなる。
当初施工者は、「それであれば、既存改良体を使わず、柱状改良としたい」といってきた。地盤改良の業者に来てもらい、状況を見てもらった。既存地盤改良体がとても固く、これを打ち抜いて柱状改良をおこなうのは難しいとのこと。
結果として、表層改良しか選択肢がなくなった。ただ、30センチの部分の地盤改良を無くすために、基礎底を深くすることとした。

著者情報

角倉 剛
角倉 剛
私にとってのデザイン(設計)は問題解決です。どのような解き方をするかに設計の力点を置いているため、スタイル(モダン和風とか北欧風とか)にはこだわりません。
お住まいになる方の好みとか、建てられる場所の環境に相応しいものを作りたいと思っています。住宅は住まわれる方にとって、好きな洋服の延長のようなものであってほしいと考えています。 詳しいプロフィールはこちら