「都市・狭小」に住む_4

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左はT字路の突き当たりにある敷地で、右は幅員30mの青梅街道に面する敷地です。状況は少し違いますが、共通していることは前面道路がとても開放的であることです。
左は高円寺の長屋なのですが、道路側に対しては、わずかに長屋の二住戸への入り口があるだけです。南側に将来も建築不可の隣地があり、その隣地側に対して開口部を取ることで、道路側に閉鎖的なファサードとしています。ファサードはT字路を受けるようにへの字に曲がっています。
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右は西新宿のペンシルビル.副都心への眺めが良い場所でもあることから、全面ガラス貼りのファサードとしています。上3階がオーナー住居なのですが、吹き抜けをガラスファサードに対して設けることで、バッファーを作りだし、少し守られた住環境としています。
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著者情報

角倉 剛
角倉 剛
私にとってのデザイン(設計)は問題解決です。どのような解き方をするかに設計の力点を置いているため、スタイル(モダン和風とか北欧風とか)にはこだわりません。
お住まいになる方の好みとか、建てられる場所の環境に相応しいものを作りたいと思っています。住宅は住まわれる方にとって、好きな洋服の延長のようなものであってほしいと考えています。 詳しいプロフィールはこちら