「都市・狭小」に住む_1

昨年、「都市・狭小」に住む というお題で、簡単なトークショーをおこないました。折角ですからここに一度要点をまとめておきます。
01配置図
左は今までの住宅で最も大きな敷地のものです(成田の二世帯住宅)。青い線がお施主さんの敷地で、赤い線で分割して建物の敷地に割り当てています。
右は今までの住宅で最も小さな敷地の物です。(入船の家)。青い線が街区で、これが左のお施主さんの敷地とほぼ同じ。赤い線が敷地境界線です。
左では外壁と敷地の間にバッファーがあるのですが、右では赤で示された敷地境界線に外壁が迫っています。
googleで見てみました。
成田の二世帯住宅
〒286-0045 千葉県成田市並木町141−35 - Goog
入船の家
PUG - Google マップ
極端な二つの事例を出しましたが、「都市・狭小」に住む上では、街との関わりをどのように考えるかは、避けて通れないことだと思います。ただそのとらえ方がお施主さんによって異なったり、あるいは敷地条件によって異なる解釈ができたり、いろんなケースがありました。ここでは三つの比較を通してそのバリエーションを示したいと思います。

著者情報

角倉 剛
角倉 剛
私にとってのデザイン(設計)は問題解決です。どのような解き方をするかに設計の力点を置いているため、スタイル(モダン和風とか北欧風とか)にはこだわりません。
お住まいになる方の好みとか、建てられる場所の環境に相応しいものを作りたいと思っています。住宅は住まわれる方にとって、好きな洋服の延長のようなものであってほしいと考えています。 詳しいプロフィールはこちら