上棟(62日目)

常盤平の家は地鎮祭から2ヶ月がたちました。本日いよいよ上棟です。地鎮祭から2ヶ月で上棟というのは、昨年の代々木の家とほぼ同じです。

代々木の家では、上棟時には螺旋階段はついておらず現場が進んでから心棒に対して現場溶接で踏み板を取り付けていました。常盤平の現場では、上棟の時にはほぼ出来上がった螺旋階段が組み込まれていました。

本日は屋根と壁の板金選び。板金はいつも良く使っている日鐵住金鋼板の耐摩カラーGL。黒っぽい色というのは既に打ち合わせで決まっていましたが、黒っぽい色という基準で選んでも何種類かの板金があります。現場で建て主さんと一緒に選びました。いつもは少し優しい感じの「いぶし銀」を選ぶことが多いのですが、建て主さんのイメージがもうすこし黒々としたものを求めていると感じましたので、右往左往した結果最終的に「耐摩ネオブラック」を採用。同じような色合いの「耐摩ブラック」と比べると、日が当たると色が薄く感じ日が当たらないと色が濃く感じる不思議な板金でした。

著者情報

角倉 剛
角倉 剛
私にとってのデザイン(設計)は問題解決です。どのような解き方をするかに設計の力点を置いているため、スタイル(モダン和風とか北欧風とか)にはこだわりません。
お住まいになる方の好みとか、建てられる場所の環境に相応しいものを作りたいと思っています。住宅は住まわれる方にとって、好きな洋服の延長のようなものであってほしいと考えています。 詳しいプロフィールはこちら

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