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ロビーのソファー | 椎名啓二さんの家具

エントランスホールにも、椎名さんのソファーが入った。いろいろな機能がもりこまれることになり、かなり大きなものとなった。

半円形の中央部は、花台として使うことがイメージされている。下の写真の中で飾られている花は少し小さい。イメージ的にはもっと大きなもの。

背面の立ち上がりは、目隠しが欲しいという施設側の要望を受けたものだが、アレンジが加えられ、飾り棚としてつくられることになった。

ソファーは取り外し式。ダイニングのソファーと共通の作りとなっている。色違いのダイニングのソファーと取り替えることもできる。ソファー
 

ソファーの後側。花台下のスパースが、そのままではデッドスペースとなるため、収納となっている。
ソファ背面
 
ソファーの飾り棚
立ち上がりの部分のディテール。布貼りの部分はスチールを心材として、両面に布を貼ったもの。軽い円弧を描いているため、薄くても自立する扉として作ることができたようだ。棚の上下に溝がついてあり、その範囲でこの扉は引き戸のように動く。

下足箱 | 椎名啓二さんの家具

リバーパレスの現場には、エントランスホールに新しく椎名啓二さんの家具が2つ入った。写真は風除室に取り付けられた下足箱。穴あきのデザインは、以前入ったはす向かいにある受付カウンターとの共通項となっている。下足箱に空けられた楕円の開口部からは、内部に仕込まれた照明器具からの光が漏れて行燈のようだ。天板は椎名さんから、予算に納めるからクルミの無垢で作ってみたいという申し出があり、積層合板から仕上げが変わった。下足箱

下足箱側面
左サイドのディテール。張り出した穴あきの木板は、傘立て。側面に張り付いた黒い潜在はスチールのフラットバーの鍛造品。天板の出隅は刳り取られるように面取りがされている。

 

 

 

 

 

 

下足箱内部

扉を開けたところ、上・下段の棚板が真ん中が凹むような造りとなっている。スリッパが取り出しやすいようにという配慮かとは思うが、スリッパの下を触って引き出す気にもなれず、もう椎名さんの趣味としか説明がつかない世界なのかもしれない。この下駄箱も他の家具と同様、細部まで椎名さんの魂が入り込んでいる。

 

 

 

設計施工だからできること

椎名さんは自分で図面をかき、自分で家具を組み立てる。家具の組み立ての日は、夜7時搬入の約束だったが、9時半に到着。翌朝の4時半まで設置に時間をかけていたと、リバーパレスの副施設長から聞いた。それは設置に手間取っているというよりか、最後までの入念な微調整や塗り直しなどのこだわりの結果のようだったとも聞いた。

椎名さんにとっては当たり前のことだろうし、失礼な言い方とはなってしまうが、やはり家具屋さんの取り組み方とはまったく違う。売り物としてではなく自分の作品として取り組んでいる。

僕たち、建築設計者が実際に手を動かして作り上げることができるのは、図面までで、実際に手を加えるのは人任せにせざるをえない。

椎名さんは出来上がる寸前まで、細部まで手を加えることができる。それがいくつもの不可思議でかわいらしいディテールとしてあらわれる。これは大きな違いだと思った。

ダイニングテーブル等|椎名啓二さんの家具

リバーパレス青梅に入ってきた、その他の家具。
1階、2階それぞれ四つのダイニングテーブルがはいるのだが、そのうち一つが本日現場に入っていた。天板はくるみの無垢材。写真ではよくわからにないが、足が立派で、安定感がある。
ダイニングテーブル|椎名啓二

テーブルの上の照明も、椎名さんによるもの、形は一緒だが、装飾的に布を縫うステッチのパターンと色がそれぞれ異なる。
照明|椎名啓二

照明|椎名啓二

照明器具を裏からみたところ
照明|椎名啓二

ソファも出来ていた。座り心地が味噌なのだが、残念ながら、まだ腰掛けていない。ソファ|椎名啓二

受付カウンター | 椎名啓二さんの家具

リバーパレス青梅の現場に、ようやく椎名啓二さんの家具が入り始めた。予定のスケジュール通りに進まないところを見ると、作業は難航しているようだ。本日納入された家具のひとつは、受付カウンターの家具。建物側からみたところ。

正面からみたところ。小さな楕円がくり抜かれているのは、ラワン合板。色違いを含めてデザインしている。楕円の穴は、はす向かいにこれから設置される予定の、下駄箱のデザインに合わせている。天板はバーチ積層合板

内側には、赤い布がピンナップパネルとして使われている。小さな穴で、コップや花瓶などを置く場所を造っている。図面にはなかったものが、いくつか増えている。椎名さんの場合は自分で製作までするので、造りながらのアレンジが加わる。聞けば、机の上に置かれている小物は、机と一緒に椎名さんが持ってきたという。こんなものをおいて欲しいというメッセージなのかもしれない。

内側の机引き手のディテール

天板はひたすら、積層合板を貼り合わせてつくったもの。一番分厚い部分で。24ミリの積層合板を6枚重ねている。

色違いの合板ん接合部分のディテール。仕口をあえて見せるディテール

家具の打ち合わせ

リバーパレス青梅の現場。この日は家具の打ち合わせもおこなう。シイナアトリエが食卓の試作品を現場に持ち込む。入居者の方に座っていただいた。

前回は、肘掛けに乗せた手とテーブルの関係がフォーカスされ、それをもとにテーブルの高さの調整と形の検討がおこなわれた。その試作品をもとに座っていただいたところ、車椅子の関係から、もう少し奥行きが合った方がよいことが分かる。甲板が2枚置かれているが、これによって適正な巾を検討。

それから、エントランスに置かれる家具の打ち合わせ。ソファーについては簡単な模型が作られていた。

家具の面材や、ソファーの布地について、シイナアトリエから説明を受ける。テーブルや下足箱の天板にはくるみの無垢材、その他の天板はバーチの共芯合板(オスモクリア塗装)天板以外はラワン積層合板を使うとのこと。ソファの色については少し意見が分かれた。黒い内装のエントランスにの赤いソファーいいのかどうか?最終的にはシイナアトリエにまかさることにしたが。

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