マルホンのフローリング パイン材とカバ材

クライアントと一緒に、フローリングを、マルホンさんのショールームに見に行く。
ここは、沢山の質の良い、フローリングが揃っている。接客も良い。
明るい色のフローリングを望まれており、一部寝室には、素足でも気持ちが良い、フローリングを使いたいとの、ご主人の御希望。

上の2列は、パイン材のフローリング。
下の2列は、カバ材のフローリング。
パイン材の色が、少しずつ異なるのは、経年変化を示している。
ベッドを置いたり、日の差し方の経年変化で、色のばらつきがでることが予想される。
奥様に、そのことが嫌われ、パイン材は却下。
結局、カバ材で今回は、進めることになった。
今回は、一部床暖房を使う場所がある。
マルホンさんのカバ材の床暖房使用は、熱処理をしており、かなり色が濃くなることが、判明。他のメーカーを探すことになりそうだ。

今回は、カバ材が無いので、使えないのでが、フローリングに関しては、最近は、IOCのフローリングを使うことが多い。無垢ではなく、突き板をはった、複合フローリングが主力商品。しかし、2ミリ程度の突き板なので、十分な素材感があり、なんと言ってもコストパフォーマンスが良い。無垢材にこだわらない物件の場合は、採用することが多くなった。
但し、仕入れの際、前払いとなる。これがネックとなり、工務店に嫌われ、変更を余儀なくされたこともある。

著者情報

角倉 剛
角倉 剛
私にとってのデザイン(設計)は問題解決です。どのような解き方をするかに設計の力点を置いているため、スタイル(モダン和風とか北欧風とか)にはこだわりません。
お住まいになる方の好みとか、建てられる場所の環境に相応しいものを作りたいと思っています。住宅は住まわれる方にとって、好きな洋服の延長のようなものであってほしいと考えています。 詳しいプロフィールはこちら