「都市・狭小」に住む_2

06角地配置図
共に角地の敷地ですが、交差点への考えが大きく違う二つの住宅です。
左は、敷地は文京区の白山でやや混み合った住宅地なのですが、お施主さんは、角地で開放的であることが気に入り、この土地を購入されました。そして設計においても、まずは角地に対して思いっきり大きな開口部を作ることを望まれました。(もちろん、カーテン等で視線対策は考えていらっしゃるのですが。)
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白山の住宅
右は大田区の北千束にあり、道幅も広く、ややゆったりとした住宅地です。お施主さんは、開けすぎた環境を警戒し、交差点に対して守られた造りを望まれていました。設計においては、角に壁で覆われたテラスを1階から3階まで作り、テラスをある程度壁で覆うことによって、バッファーを作ることにしました。
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北千束の家1_角地の家

著者情報

角倉 剛
角倉 剛
私にとってのデザイン(設計)は問題解決です。どのような解き方をするかに設計の力点を置いているため、スタイル(モダン和風とか北欧風とか)にはこだわりません。
お住まいになる方の好みとか、建てられる場所の環境に相応しいものを作りたいと思っています。住宅は住まわれる方にとって、好きな洋服の延長のようなものであってほしいと考えています。 詳しいプロフィールはこちら