「2011年7月」の記事一覧

赤いタイルは難しくなった

リバーパレス青梅の現場へ。
定例後に皆で外に出て、見本焼きができたタイルを見る。
赤いタイルというのが、当初の希望。
しかし、赤いタイルを焼くために必要な鉱物(多分カドミウム)の使用に規制がかかり、以前より色を出すのが難しくなったとのこと。
そのため、他の色も含めて、サンプルを出してもらった。

震災の影響か、タイルの制作がとても込んでいる状況とのこと。
年内の取引を受け付けない会社もあるらしい。仮にタイルが発注できても、その後のタイル職人の確保がとても難しいらしい。

現場監督は、工期に対し現実的なサンプルを並べて見せたが、どうもどれも安普請のマンションみたいで納得できないというのが、我々サイドの意見。

工期的に厳しいと現場監督がダメ出しをしたタイルが、何だかとても良く思え、何とかこれでやって欲しいと工期を含めた検討を御願いすることになった。

現場は一階壁の型枠が組み上がったところ、2階床スラブの型枠がこれから組まれ、お盆前にはコンクリートが打設される予定。

横長の窓からの眺め、耐火塗料、大工工事の本棚

戸越公園の家の現場へ
ようやく、大判の窓も入った。

 

 

 

 

 

道路を挟むと戸越公園がある。当然ながら、この公園の眺めを楽しめるような家を作りたいというのが、クライアントのご要望

 

 

 

 

 

 

この窓は、長さ4M。ステンレスサッシのはめ殺し窓の両端に、アルミサッシのジャロジーを取り付けている。
本当は、網入りガラスでなく網が入っていない耐熱ガラスとしたかった。しかし、品川区の耐火の助成金※を受ける関係上、やむなく網入りガラスとなる。

(※今回の敷地は不燃化助成の補助金がでる区域。これが車一台分ぐらいの額なので馬鹿にならない。その中の規制で道路側の窓は、網入りとしなければならないという規制がある。)

 

コーナーの柱は、丸鋼の80φ。耐火建築物のため、これに耐火塗料を塗る。要求される塗り厚3.2ミリが、きれいに仕上げるのが難しいらしく、塗装工が苦労をしていた。

大工工事で本棚を造っている最中。濃い色を塗る予定なので、材質はラワン合板。シナ合板に濃い色を塗ったこともあるが、その時はムラが出て何だか水墨画のようになってしまった。
15ミリの側板と24ミリの固定棚の組合せで幅900程度のものを造り、それを組み合わせて一体化している。固定棚であれば、この程度の棚板は21ミリでも大丈夫だろう。現場監督の石橋さんは、過去に21ミリの棚板でクレームが来たことがあり、やや慎重な選択。
ちなみに事務所のイケアの本棚棚板(厚み20ミリ、可動棚)は思いっきり撓んでいます。

工務店の選び方、アフターメンテナンス

事務所に、先日知り合った、Aさんが相談のために来所。直接の相談内容は、「所持している賃貸住宅の給水方式を、受水槽から、直結給水方式にした方がよいか」というもの。しかし、本当の悩みは、建物のメンテナンスのあり方だった。

築後25年建った、お手持ちの賃貸住宅では、Aさんの想像以上のメンテナンスが生じている。工事をおこなった工務店任せにしているのだけど、こんなにアフターケアにお金がかかるのかと思うぐらい、いろいろと費用がかかっているとのこと。

  1. 工務店任せにしてきたが、このまま信用してつきあっていっていいのか
  2. このまま、費用を賃貸物件にかけ続けてよいのか。将来的なメンテナンス計画をたてたいのだが、工務店は対応をしてくれない

というのが悩みのようだった。2の項目を設計事務所がおこなえるかが、僕への本当の相談だった。自分が設計をおこなった場合は、担当の工務店と相談しながら、何らかのことはできるだろうが、内容がよく分からないものをこちらがおこなっても、Aさんにとってのメリットもないというのが、こちらの判断。その旨をAさんにお伝えする。

工事契約時においては、やはり安い工務店というのが、ほとんどのクライアントの判断だけど、建物との付き合いはとても長い。その長い期間、一緒につきあっていくことができる工務店であるかどうかというのも、大きな選定理由のポイントであることを、改めて感じた。

 

 

 

ラムダ、墨入りモルタル、ベントキャップ


戸越公園の家の足場がようやく外れた。
外壁は、昭和電工のラムダ。耐火建築物のため、組合せ耐火工法を使っている。
道路をはさんで向かい側に、戸越公園があるのだけど、それに対する横長のリボンウィンドウは、丁度半透明の養生シートがまだついているところ。
大判のガラスの搬入が遅れたためだけど、先ほど小川建設さんのブログを見たところ、無事ガラスもついたようだ。(こちらの写真の方が良いです)

 


クライアントにも来ていただき、土間部分に使う、モルタルのサンプルを皆で見る。ただのモルタルが、どうも好きでないというご要望を受け、墨入りのモルタルや、墨入り洗い出しモルタルを用意してもらったが、どうもしっくりこない。外壁ラムダのグレーと近すぎるので、全体としてもったりしてしまうというのが、僕とご主人の意見。であれば、普通のモルタル仕上げか、白をいれた形にするかなどを話し合ったが、なかなか話がまとまらず、これは次回持ち越し。

 


この日は、ベントキャップのための穴明けをおこなっており、結構な騒音。なかなか話もしづらい。ちなみにアトリエ系設計事務所が良く使うのが、外壁からの出寸法が小さい丸いタイプのもの。写真は、西邦工業の製品。

 

マルホンのフローリング パイン材とカバ材

クライアントと一緒に、フローリングを、マルホンさんのショールームに見に行く。
ここは、沢山の質の良い、フローリングが揃っている。接客も良い。

明るい色のフローリングを望まれており、一部寝室には、素足でも気持ちが良い、フローリングを使いたいとの、ご主人の御希望。

上の2列は、パイン材のフローリング。
下の2列は、カバ材のフローリング。

パイン材の色が、少しずつ異なるのは、経年変化を示している。
ベッドを置いたり、日の差し方の経年変化で、色のばらつきがでることが予想される。
奥様に、そのことが嫌われ、パイン材は却下。
結局、カバ材で今回は、進めることになった。

今回は、一部床暖房を使う場所がある。
マルホンさんのカバ材の床暖房使用は、熱処理をしており、かなり色が濃くなることが、判明。他のメーカーを探すことになりそうだ。


今回は、カバ材が無いので、使えないのでが、フローリングに関しては、最近は、IOCのフローリングを使うことが多い。無垢ではなく、突き板をはった、複合フローリングが主力商品。しかし、2ミリ程度の突き板なので、十分な素材感があり、なんと言ってもコストパフォーマンスが良い。無垢材にこだわらない物件の場合は、採用することが多くなった。

但し、仕入れの際、前払いとなる。これがネックとなり、工務店に嫌われ、変更を余儀なくされたこともある。

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