狭小地での柱状改良(52日目)

地盤が悪い時の対処方法は色々ありますが、柱状改良はその中の一つの方法です。今回の工事では、杭と柱状改良の二つの方法が候補となりました。支持地盤に達するまでに中間層という少し硬い地盤があり、それを杭が打ち抜けるかどうかわからないということで、構造事務所は中間層までの柱状改良という選択肢をとりました。柱状改良は土とセメントを混ぜた柱を地面の中に作るのですが、それを中間層から立ち上げるということです。
狭小地では、隣地ギリギリまで建物を寄せることが多いのですが、機器の都合上、ある程度隣地からの離隔距離をとった位置にしか柱状改良は作れません。
本日は、出来るだけ隣地側に柱状改良を作ってもらう指示をするために、構造事務所と現地に向かいました。

袋に入っているのが、土と混ぜるセメント。

土とセメントを混ぜる、攪拌機。

著者情報

角倉 剛
角倉 剛
私にとってのデザイン(設計)は問題解決です。どのような解き方をするかに設計の力点を置いているため、スタイル(モダン和風とか北欧風とか)にはこだわりません。
お住まいになる方の好みとか、建てられる場所の環境に相応しいものを作りたいと思っています。住宅は住まわれる方にとって、好きな洋服の延長のようなものであってほしいと考えています。 詳しいプロフィールはこちら