岐阜の建築を見に行きました。(1日目)

前々から気になっている伊東豊雄さんのぎふメデイアコスモスも含めたいくつかの建物を見に、8/10~11に一泊で岐阜に出かけてきました。
名古屋からレンタカーを借りていくつかの建物を見ながら長良川温泉に向かい一泊。翌日は名古屋へ戻りながら建物を見る建築ツアーです。

まずは、名古屋駅でひつまぶしを食べ、12時にレンタカーを借りて出発です。
初日最初に見たのは、長久手市文化の家。大学・大学院の時に研究室でお世話になった香山先生が設計をされた1998年にできた建築です。

こちらが車寄せがある正面。

反対側の立面。建物は傾斜地であることを生かして作られています。

建物の中には街路のような大きなガレリアがを通りいろんな施設を結びつけています。夏休みということもあり、建物は様々な利用者で賑わっていました。
次に見に行ったのは、逢妻交流館(2010年 妹島和世)です。

外観

半分外部となった3階。
建物は、柔らかい曲線で作られた不定形の建物です。不定形の線で作られたインテリアには、様々な面白い空間がありました。建築としてとても魅力的でした。
全面ガラス貼りの空調ランニングコストがどれくらいかかるのかが気になったところ。
また建物の雰囲気に什器備品のセレクトがもう少し追いついてくれたら、もっと雰囲気がよくなった気がしました。
この日三つ目は多治見市モザイクタイルミュージアム(2016年 藤森照信)

インパクトがある外観で、テンションが上がります。

一階でチケットを買ってまずは4階に上がります。

エレベーターで上がろうとすると階段を勧められました。なかなか雰囲気が良い階段室です。

4階。半屋外となった展示室は、建築家藤森さんの世界観とタイルの展示が上手く噛み合っていました。
ここから3階と2階を見たのですが、こちらは藤森さんはどうやら関わっていないようで、普通のタイルの展示が行われていました。藤森さんの建築が目的できた人は、少しもの足りなく感じるかもしれません。

この日は17時に長良川温泉へ。夜は鵜飼見物です。

著者情報

角倉 剛
角倉 剛
私にとってのデザイン(設計)は問題解決です。どのような解き方をするかに設計の力点を置いているため、スタイル(モダン和風とか北欧風とか)にはこだわりません。
お住まいになる方の好みとか、建てられる場所の環境に相応しいものを作りたいと思っています。住宅は住まわれる方にとって、好きな洋服の延長のようなものであってほしいと考えています。 詳しいプロフィールはこちら